竜爪山
登山口
安倍街道を車で北上する。牛妻のはずれにある川沿いの神社に車を止める。身支度をして出発。まずは車道を少し戻って山側にある竜爪山の登山口を見つけ、これに従う。細い車道を高度を上げながら登り茶畑の脇に入る。ここから山道だ。
竜爪山へ
盛夏でありブッシュが懸念されたが植林帯を歩くので日陰を歩くことになる。背の高い杉の植林の間から日ざしが差し込んでいた。
竜爪山山頂
山頂までは一般ルートであり問題ない。ハイキングにちょうどいいかもしれないが日向では暑すぎる夏の低山だ。それでも山頂には数名のハイカーがいた。腹ごしらえをしていよいよ野田平への下山だ。
野田平への分岐
このルートは一般ルートではない。まずは杉の植林の日陰で下草がなく見通しのよい段地まで歩く。分岐がある。野田平へのルートは古い道標があるもののロープで通せんぼがしてあった。私はこれをリンボーダンスでクリア。がんじゅ氏もテンションが上がってきた。ヤブが近いことを容易に想像できた。
お茶ヤブ
送電線の下をくぐるころに目の前に変わったヤブが現れた。アセビのように地面から多くの細い幹をのばし、1m~2mの高さから上で葉を茂らせている。かなり広く生育しているようだ。葉をよく見るとそれはお茶であった。手入れをしなくなるとお茶は伸び放題、こんなになっちゃうんですね~。がんじゅ氏は果敢にもお化けお茶藪を突破しようと直進!とても前に進まないようで何か叫んでいる。腕には無数のひっかき傷ができてしまったようだ。
直進は無理と判断し、お茶畑なら畑の縁を回ればよいのでは。との考えで迂回した。作業小屋らしい小屋があり、その先は再び杉の植林帯となった。
三角点
尾根を忠実にたどっていくと、この先どうみてもヤブが濃いだろうと思われる場面に出た。地形図を読み、直進することとした。三角点はこの先にある。がんじゅ氏は断言した。しかし先といっても激ヤブでなかなか進めなかった。植林帯から離れて日当たりがよく見事に育ってしまった野お茶やら野バラやらが行く手をはばむ。ひどいものだ。
これをなんとか突破し三角点にでた。というかヤブの中の三角点を見つけた。さすがにここは人がこないんじゃないかな。と、がんじゅ氏とほくそ笑みながらこの先もこのヤブが続くのかと私は心配した。
そして野田平
しかしその必要はなかった。少しヤブを進んでいくと、南側斜面を20mいった所に杉の植林帯と段のような雰囲気を見つけたのだ。その段まで下ってみるとなんとそこにはりっぱな山道があったのだぁ。もしかして三角点のあるピークを巻く道?おとなしくこの巻き道を歩くとすぐに手入れの行き届いた茶畑に出た。農家の方もいてお話を聞くとこの尾根で竜爪山へ行く人はかなり減っているとのこと。暑い日ざしのふりそそぐ急斜面の茶畑を下りて野田平のバス停に着いた。自動販売機で冷たい飲み物を買ってのどを潤した。バスに乗って車を回収し、山行を終えた。暑い一日だった。がんじゅさんありがとさん。
? |
? |
Photo: NIKON COOLPIX800
タイムテーブル
山行名: 牛妻〜竜爪山〜野田平
出発日: 2003-08-24
帰着日: 2003-08-24
到着時刻 | 出発時刻 | 場所 |
---|---|---|
08:24 | 08:24 | 牛妻 |
08:58 | 08:58 | 文殊岳登り口 |
11:56 | 11:56 | 文殊岳 |
12:20 | 12:45 | 薬師岳 |
13:25 | 13:25 | 一本杉 |
13:31 | 13:31 | 野田平分岐 |
14:50 | 14:50 | 三角点 |
15:28 | 15:28 | お茶畑 |
15:45 | 15:45 | 野田平 |