川桁山 (1413m)
川桁山は磐梯山と安達太良山の間にある山である。天気がよければ両方の山がどーんと見えるらしい。薄曇りではあったが天候は回復基調という予報だったので朝早くから出発した。
川桁駅
JR磐越西線の川桁駅付近に駐車する。駅から猪苗代側に100mくらいのところにある観音寺川がある。川沿いに歩き始める。川沿いに植えられた木が桜だと思うがいい色に紅葉している。川沿いの道はいい散歩道風だが車の往来もある。
東中学校の前を通ると後ろから走ってきた中学生に追い抜かれた。「おはようございます。」と挨拶をもらい返事をした。朝早くから嬉しいできごとだ。いいぞ東中。
観音寺
県道を渡ってすぐの所に観音寺公園がある。茅葺きの入り口に紅葉が映えてきれいだ。松には雪づりが施されていた。観音寺川沿いに林道を歩いていく。左には巨大なリゾート施設が見えた。その裏山の斜面はスキーゲレンデのようだ。リステル猪苗代というらしい。
カラマツ林
半分くらい葉を落とした植林のカラマツ林を林道が抜けていく。落ち葉の踏み心地が気持ちいい。
紅葉
林道が終わるころには辺りは自然林が多くなり、冬枯れた雪をまつばかりの山となった。
小田峠
ちょろちょろ水が流れている沢を登っていくとクマザサが目立つようになる。斜度が急になり、辺りが開けるとそこが小田峠というらしい。とくに道標はなかった。峠の向こうに期待していた展望は残念ながらガスと樹木で視界がきかなかった。
小田峠からはわかりやすい尾根らしい尾根を登っていく。山の斜面は辺り一帯がブナ林であり、すばらしい。ほんとにブナだらけだ。ブナの木は大きくないがかなりの密集度。予想外の発見だった。そしてかなり急な登りが長く続く。聞けば地震の断層であるという。断層をよじのぼっているのだろうか。
川桁山
山頂登りきったら山頂か?と見えてしまうがそうではなく、2度3度の偽ピークにだまされてから山頂に着く。あいにく曇っており磐梯山は見えなかったが、安達太良山は特徴ある山頂を確認できた。猪苗代湖は対岸の山もいっしょに大きく見えた。山頂は広くない。地元山岳会の手書きの山名票と三等三角点があるだけの渋い山だ。
西尾根
昼食を取り下山は西へ下りる。こちらの斜面のほうがブナが大きい。
三十八転び坂
急な尾根を下っていき最下点で右へ降りる。ガイドブックには「三十八転び坂」と書いてある急な下り坂だ。落ち葉がつもってその下に木の根があって。とても滑りやすい。私は2度滑って、そのうち1度はしりもちをついてしまった。
おわり
へとへとになって坂を下り終えるとカラマツの植林にでる。すぐに別荘地が見えてあとは県道を川桁駅まで戻る。このころには空は晴れわたり、磐梯山がよく見えた。川桁山は磐梯山のように派手な山ではないがブナ林はとてもよかった!
Photo: NIKON COOLPIX4300
タイムテーブル
山行名: 川桁山
出発日: 2004-11-06
帰着日: 2004-11-06
到着時刻 | 出発時刻 | 場所 |
---|---|---|
07:50 | 07:50 | 川桁駅 |
08:00 | 08:00 | 東中学校 |
08:05 | 08:05 | 観音寺 |
09:10 | 09:20 | 林道終点 |
10:00 | 10:05 | 小田峠 |
10:55 | 11:45 | 川桁山 山頂 |
12:25 | 13:35 | 三十八転び坂 |
13:05 | 13:05 | 別荘地 |
14:05 | 14:05 | 川桁駅 |