笊ヶ岳(2629m)
ついに念願だった笊ヶ岳へ。裾野麗峰パイパインクラブの仲間と行きました。
老平駐車場より
雪があります。例年よりこの時期としては、けっこう多いようです。天気はよく晴れていました。

ゲートと登山届入れ
駐車場からすぐのところに車止めと登山届を入れる黄色いポストがあります。無事の下山を祈りつつ投函し出発。林道をしばらく歩きます。

小屋跡
最近まで使われていたような感じの作業小屋です。縁側でのんびりしてみたい。

奥沢谷ルート
深く切れこんだ谷筋によくぞ道を通してくれたと感嘆するようなルートです。

深い切れこみに渡された鉄の橋を何ヵ所も通ったり、吊橋もありました。落ち葉が多く足下はフサフサでした。頭上をハングした岩からは水が滴り落ちたりしました。

広河原
沢を渡って対岸の尾根に移ります。橋がないので渡渉しました。これがとても冷たい!倒木を渡してある箇所もあったのですが氷がへばり付いており危なくて乗れませんでした。そう氷がとけないほどの寒さ。足首のちょっと上くらいなのですが腰砕けの冷たさでした。最後の水場なのでポリタンクに補給をしていよいよ急登です。

急登
ここからが急登の連続です。大きな蜂の巣に驚きながら速くも汗だくになりました。

山ノ神
水場はありませんが平地なので野営できそうです。でも慰霊碑なんかあるのでひとりだと夜が恐いかもね。

インクライン跡
林間で展望はなかなかないのですが途中にガレの脇を通過する箇所がありそこで富士山方面が開けます。左下に緑の雨畑湖、右上に向かって七面山への尾根が伸びています。

小笊がちょこっと見えはじめるところにインクライン跡の残骸が出てきました。ワイヤーが落ち葉に埋まっていて分かりにくく、気をつけないと足に引っ掛けて転んでしまいます。かなり多くのワイヤーが残っていました。北斜面には雪が見え始めました。

雪山
カラマツの植林帯が終わり、シラビソが多くなると、ついに登山道も雪で覆われました。久しぶりの雪の感触は楽しいです。しかしずいぶん疲れてきました。

桧横手山
桧横手山頂付近です。今日はここまで。テントを設営し休みました。携帯はNTT-Docomoが使用できました。i-modeもOKでした。夜は風が強く雪も降っていましたがそれほどひどくはなく明朝は快晴の天気。

チェックのリボン
老平から笊ヶ岳までこんなかわいらしいチェックのリボンが案内してくれました。このかわいらしさとはウラハラに登りは大変きつかった。それでもラッセルするほどではなかったので、真新しい雪の登りは楽しいものでした。

布引崩 布引山
所の沢越からの稜線と合流するとすぐに布引崩のガレとなります。ガレの脇は慎重に通過しました。風が弱くてよかった。右の写真は布引山からの富士山です。人物は寒がっている私です。


笊ヶ岳へ
布引山からは一旦下って登ります。写真は最低コル付近からの笊ヶ岳です。左が大笊、右が小笊といわれています。通常笊ヶ岳といえば大笊を指します。この双耳峰は遠くからもはっきり分かります。

笊ヶ岳山頂よりの眺め
山頂からの眺めはすばらしいものでした。青薙山、青笹山 方面

安倍奥の山々

南アルプス(雲がかかって残念!)

小笊の向こうに富士の山
笊ヶ岳は、登りがい、山のかっこう、山頂からの展望とまさに三拍子そろったいい山でした。下りも大変だったけど、また来るぞ!笊ヶ岳。

帰りはうわさの「VILA雨畑」で入浴して帰りました。満足、満足。
Photo: MINOLTA VECTIS300 > FUJICOLOR CD