蔵王 烏帽子岳
烏帽子は10年以上も前に仙台の友人宅にやっかいになりスキーをした山である。烏帽子スキー場というゲレンデをかかえている山。今日は登山である。
登山口
スキー場への車道を車で登っていく。すると道は途中にゲートがあって、ゲートといってもロープだけであるが、ともかく夜間はスキー場へ入れないようにしてある。そのゲート付近に車がおけるスペースがあり、ハイカー向けの道標がある。朝早く7時30分には着いたのだが雨が降り出してしまった。しばらく待つこと1時間30分、9時ごろになって雨がやみ、雲も高くなった。下界はさぞかし暑い夏だろうと思う。
渡渉
歩きだす。一旦沢に下って渡渉する。最近の雨で沢の水位が高いのだろう、渡る箇所を探さなければならなかった。靴を脱いでじゃぼじゃぼ行けばいいけど面倒だ。なんとか渡って尾根へ取り付く。
ブナがきれいな自然林の中を歩いていく。風が強いようでザワザワ~という木の葉のざわめきが休みなく続く。道は尾根沿いなのだが樹林帯の中であるため見通しは悪い。登山客も少なく静かなのはよいがクマが出てこないかと心配になる。
前烏帽子岳
前烏帽子岳に着く。樹林帯ににょきっと出た露岩が山頂だ。風が強くて岩の上に立とうとは思わなかった。後烏帽子・烏帽子岳山頂はもうすぐだ。稜線上は大きなブナや笹の原や自然が豊かだ。
烏帽子岳山頂
山頂はハイマツと岩が露した風がなければ休憩によさそうな、ガスがなければ展望がよさそうな、そんな所だ。今日はあいにくひどい風と一面のガスであった。一瞬垣間見た青空にシャッターを切る。
下山はスキー場のゲレンデを下ることにした。登山道は深くえぐれていて痛々しい。山の中腹まで下りるとガスもなく展望もよくなった。
烏帽子千年杉
このまま駐車地まで歩こうと思ったが、「エボシ千年杉トレッキングコース」という整備された遊歩道があるというので歩いてみた。
なかなか歩きでがあった。というかジグザグの道が多く、無意味に遠回りしているような...。千年杉は樹齢600年くらいという、りっぱな杉でした。四捨五入で千年?
終点
千年杉のコースの終点はスキー場の駐車場の少し下でした。
Photo: NIKON COOLPIX4300