天城山(万三郎岳:1406m)
2000年11月19日
今日は裾野麗峰ハイパインクラブの山行で丹沢ブナ党の方を招いて天城山ブナ林の観察にでかけました。
筏場林道から
登り口は筏場林道の採石現場手前にあります。冬枯れた雑木林に苔むした岩がゴロゴロあります。落ち葉も多く物寂しい雰囲気。
センリョウ
ヤブのルートでしたのでササが多く行く手をふさいでいました。ササの中に林立するブナの大木がかっこいいです。尾根ではセンリョウの小さな木が赤い実を実らせていました。
万三郎岳山頂
天城山は大きく2つの山を従えます。この万三郎岳と万二郎岳です。
万三郎岳山頂には一等三角点を備えてあります。
戸塚峠
ここから北の皮子平へ向かいます。まっすぐ行けば八丁池方面への縦走コースとなります。この辺りの登山道はオーバーユースからか深く掘られてしまっております。少々痛々しい天城山でありました。
ブナ林
天城のブナ林です。まっすぐにのびたかっこの良いブナが多く、みな元気に育っている感じです。
落ち葉も多く積もっていてガサガサと踏むのも楽しいです。やがて腐葉土となって森に還元されて行くのがすばらしいですね。
紅葉
すでに初冬も過ぎて冬枯れの装いですが、まだまだ紅葉が綺麗でした。
皮子平の大ブナ
皮子平でひときわ目立つ大きなブナです。ロープが張られ立ち入りを禁じています。
ここは火口だった所で平たい窪地となっています。ガスに巻かれると迷いやすい地点でもあります。
皮子平のシャクナゲ
皮子平には直径5cmから10cm程度のシャクナゲが多く育っています。今から14年前に植えられたものだそうです。14年でこの程度の大きさですから。驚きました。
シダ
皮子平から筏場林道の登り口へはシダ植物と杉林の密林を歩きました。植林された杉に名前を付けてあったりして歴史は古そうです。ここだけジャングルみたい。 それにつけても天城のブナはよかったです。
Phot: NIKON COOLPIX800