アサヨ峰・甲斐駒ケ岳・仙丈岳

アサヨ峰〜甲斐駒ケ岳〜仙丈岳

2000年8月10日〜13日
以前、夜叉神峠から鳳凰三山を縦走した時に その先はどうなっているのかな? と地図を見ると甲斐駒ケ岳までは景色のよさそうな稜線です。計画は広河原~白鳳峠~早川尾根小屋です。
まずは1日目の行程です。

広河原

広河原に着いたのは午後1時過ぎでした。うまりかけた駐車場に車を停めて降りると、 シューシューと音がします。なんと右後輪がパンクして空気が漏れる音でした。 しぶしぶタイヤ交換しているとなぜか会社の先輩が登場。作業を手伝ってもらいました。 それにしても幸先の悪いスタート。こんなトコで体力を使ってしまった。

白鳳峠への急登

南アルプス林道から白鳳峠までは標高差約750mの急登です。心して歩こう。と思った矢先です。 ズルッ。路肩が緩くて滑りコケてしまいました。左足から出血。急いで水をかけてマキロン塗布。 登り始めて2分しかたってません。この先どんなことになるやら。 登山道はところどころに朽ち落ちたハシゴがある急な道ですが危険な箇所はありません。

シラビソの森

上り詰めて行くとシラビソが目立つようになります。なかなか立派なシラビソの森です。 地面は苔で覆われていてなんとも幻想的な雰囲気ではありますが、わたしはパンクと コケたので意気消沈気味

ゴーロ

シラビソの森を抜けると石が積もったゴーロに出ます。樹林とゴーロの間はハイマツが元気でした。 石にマーキングされた赤ペンキに促されて歩いて行きます。

白鳳峠

ゴーロから再び樹林帯へ入ってすぐに白鳳峠です。ここでビバークできそうだな。という誘惑にかられましたが、 明日の行程を考えるとなるべく先へ進まなければ!

オベリスク

白鳳峠から広河原峠へ向かう途中、振り返ると地蔵岳が見えました。地蔵岳の右の山は高嶺と思われます。

登山道はこんなカンジ

稜線上の登山道はよく踏まれて迷うところはありません。でも登山者には1パーティに会ったのみで 静かな山歩きが楽しめました。

早川尾根

小屋早川尾根の小屋に着きました。今日は小屋に泊まる人はいないようです。 テント場では高校の山岳部が賑やかに夕食を食べていました。

私も早く食べて明日に備えるとしよう。夜は満天の星空にしばし星見。山で見る星空はいいねぇ!

今日見た花

シモツケソウ

ホトトギス

ホタルブクロ

キリンソウ

ゴゼンタチバナ

シャクナゲ

アサヨ峰(2789m)~甲斐駒ケ岳(2967m)

2日目は朝から良い天気に恵まれました。 今日は以前から登りたかったアサヨ峰へ行きます。そして 仙水峠で仙水小屋へテントを設営し、サブザックで甲斐駒ケ岳へ登頂しました。

2553mピーク付近

早川小屋から樹林帯を登り降りしてさらに登るとハイマツが現れ、 展望がよくなりました。北岳です。

視線を北岳から右に移すと仙丈岳が見えます。

そして甲斐駒ケ岳です。今日はあのてっぺんまで歩くのだなぁ。

アサヨ峰

そして午前8時、念願のアサヨ峰に立てました。うわさ通りの絶景です。 天気が良すぎて上昇気流にのったモヤがかかっています。

アサヨ峰からの北岳

手前左前に小太郎尾根が延びています。 上記の2533mピーク付近からの写真は小太郎尾根が右手前に延びています。 歩くことで移動し、景色が変化したのがよくわかりました。

アサヨ峰からの富士山

来た道を振り返ると幾重にも重なる尾根の向こうに富士山が見えました。

アサヨ峰からの甲斐駒ケ岳

手前に見える稜線を右から左へたどって行きます。そして右奥にそびえる 甲斐駒ケ岳へ登ります。

アサヨ峰からの仙丈岳

明日登る仙丈岳です。左の稜線が仙塩尾根。

栗沢山仙

水峠の手前の栗沢山です。ここから見る甲斐駒ケ岳はカッコイイです。(写真左)右に見える摩利支天とともに圧倒的迫力!

双児山と駒津峰をむすぶ稜線の向こうに鋸岳の第一高点が見えます。(右)ここもずいぶん眺めの良い場所です。 だんだん雲が湧き出してきました。 栗沢山から一気に450m下ると仙水峠です。

仙水小屋

今日は仙水小屋のテント場でキャンプです。 この小屋はご飯がおいしいと評判なようです。私はテント泊で確認できませんでしたが...。 まずはテントを設営し、腹ごしらえ。そしてサブザックに荷物を移して甲斐駒ケ岳へ出発です。

駒津峰

仙水峠から樹林帯のなかを直登していくとハイマツ帯になってじきに駒津峰山頂に着きました。 甲斐駒ケ岳がずいぶん近くに見えてきました。


見た花

グンナイフウロ

ウサギギク

トウヤクリンドウ

ソバナ

仙丈岳(3033m)

北沢峠を越えて仙丈岳へ登って最新設備の仙丈避難小屋へ泊まります。 明くる日は下山のみの、のんびりコース。

仙水小屋からの小仙丈岳

テントから出ると今日もいい天気なようです。仙水小屋から小仙丈岳がくっきりと見えました。

尾根道で五合目まで

五合目までは尾根道を歩きました。全域樹林帯で直射日光を避けることが出来ます。 五合目の手前が急な登りとなって入ますが危険な箇所はありません。 1合目から4合目の写真を載せます。





大滝ノ頭

五合目は大滝ノ頭です。私はこの先、仲間と合流するため藪沢小屋方面へルートをとりました。 ここでは東面の展望が開けています。

藪沢小屋

藪沢小屋へのルートはアップダウンの少ないトラバースです。崩れている箇所は1つありますが、 特に危険というほど出なくフィックスロープもしっかりしていました。 小さな沢をいくつか横切るのですがそれがなんともきれいな沢で涼しげでした。 藪沢小屋はとても小さな小屋で、利用者も少ないのでしょうか。

馬ノ背ヒュッテ

藪沢沿いのルートと合流するとひと登りで馬ノ背ヒュッテです。きれいで大きな小屋です。 小屋の周りはマルバタケブキが元気に群生していました。一面キイロ。

主稜線から仙丈岳を見る

ガスがかかり始め山頂は見えませんでした。上部のくぼ地が藪沢カールです。

チシマギキョウとトウヤクリンドウ

仲良く並んで咲いていました。きれいですねー。 藪沢源頭部でも花がたくさん咲いていてきれいでした。

仙丈岳山頂

山頂手前は岩場も少しありますが危険でもなく、楽しいところです。 しかーし、山頂はガスで覆われていて展望はなし。 天気予報も良くないようです。

仙丈避難小屋

こんなに立派な避難小屋ができたなんてびっくりしました。今年からの営業だそうです。 風力発電を利用したし尿処理施設がすばらしい。 テントは禁止だそうです。(以前はテント場だったそうな) この日はここに泊まりました。こんな快適でいいの?てなくらいでした。(外の風はかなり強かったです)

ヤナギラン

カニコウモリ

マルバタケブキ

スミレ

トリカブト

ミヤマキンバイ

ヨツバシオガマ

クルマユリ

ウサギギク

ハクサンフウロ

チングルマ(綿毛)

下山

明くる朝は一面のガス。風雨も強いため来た道を帰りました。 藪沢の谷に入ると雨も上がり、風もやみました。最後はちょっと降られちゃったけど 4日間を通じて充実した山行になりました。山中3泊ってなかなかできないので嬉しかったし。 それにしても下山後は下界のひどい暑さにまいりました。

Phot: NIKON COOLPIX800

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