八紘嶺(1918m)~七面山(1989m)
2000年7月22〜23日
今回は以前より気になっていた八紘嶺から七面山へ抜けるルートを歩いてみました。 同行はおなじみのがんじゅさん。
梅ケ島温泉から八紘嶺へ
静岡鉄道バスで梅ケ島温泉へ向かいます。 梅ケ島温泉から勾配が急な植林帯をひと登りし、 林道に出ると登山口があります。 でもまぁしかし暑いことアツイこと!
そこから両脇を笹に囲まれ、よく踏まれた登山道を登ります。 稜線に出るとガレがあり、北側の展望が開けます(上)。 富士見峠というようです。 11時から歩き始めたこともありたくさん汗をかきました。
八紘嶺
八紘嶺の山頂は狭く、木に囲まれていて展望がありませんでした。 立派な三等?三角点がありました。
いよいよここからが今山行のメインです。 でも笹がよく刈り込まれているようです。 少しのヤブ漕ぎもありませんでした。ルート上には赤テープもばっちり。
インクライン跡
八紘嶺山頂から40分ほどでインクライン跡に着きます。 「インクラ跡」って標識がわざわざあります。 ここは広い平地で幕営にもってこいです。ただし水場はありませんが...。
この辺りはずーっとササ原です。 登山道は刈られているので通過に問題はありませんが、 これがスのままだと大変そうです。ダケカンバの幼木(左)が出てくるとササも切れてきます。 そして一転して薄くらい樹林帯となります。 今日は1864mピークの手前の樹林帯にて幕営しました。
いくむし山から希望峰へ
キャンプ地から朝一の急登をこなします。1864mのピークを越えて、次の 1964mの三角点がある場所には「いくむし山」という山名標がありました。
いくむし山から希望峰まではなかなかよい樹林帯です。 倒木が苔むしていたりして古い山の味わい。希望峰手前ではこれまでの尾根筋を外れて左側から派生してくる 尾根に乗り換えます。赤テープが無ければ見過ごしてしまいそうです。 乗り換えたら30mほど登ると希望峰です。うわさ通りの大展望!
希望峰よりの眺め
山伏から青笹山への稜線が見えます。中央奥には大無間山塊が見えます。
中央に布引山と笊ガ岳が見えます。
七面山へ
希望峰から七面山へは穏やかな樹林帯歩きです。 七面山には一等三角点が埋められています。
七面の大ガレ
遠方からも識別できる七面の大ガレです。 間近で見ると大迫力!
敬慎院からの富士山
裏参道で下山
静かな敬慎院を北へ歩くと「奥の院」(右)があります。 本堂の右側をまわって下山しましょう。 もうひたすら下りです。
下り道は参拝者用の休憩ベンチが各所にありました。 電柱は茶色に塗られてちょっと変なかんじ。
太鼓の音と読経の声が聞こえてくると旅も終わりです。 鳥居をくぐってバス停に向かうとせみの鳴き声もうるさく、 ビールを飲んで夏本番といったところでしょうか。帰りは久しぶりに身延線に乗り、稲子温泉ユートリオで汗をながしました。それにしても暑い二日間でした。がんじゅさんありがとね~。