檜洞丸

檜洞丸(1601m)

2000年4月29日
ツツジには早いですが、西丹沢自然教室からツツジ新道を檜洞丸へ登りました。 帰りは稜線を北進し犬越路から用木沢沿いに下りました。定番コースですね。 今日は なんちゃって山歩会 の計画に参加しての愉快な山行です。写真のモデルは会員の方です。

ツツジ新道~ゴーラ沢出合い

ツツジ新道は5月~6月にかけてトウゴクミツバツツジ(赤)とシロヤシオツツジ(白) が咲くことで有名です。たいへん人気のあるコースで、今日も大勢のハイカーが登っていま した。なんたって紅白なのがいいですよね~。めでたい。 登山口は西丹沢自然教室から北に歩いて500mの沢沿いにあります。 沢を高巻きながら高度を上げてから、しばらくなだらかな尾根を歩きます。 ブナをはじめとする雑木の芽吹きが目に心地よいです。

ゴーラ沢出合いまではあっという間です。ここで一息入れましょう。 ここからは急な尾根道なのでなにか補給しておくとよいと思います。


トウゴクミツバツツジ

ゴーラ沢出合いから尾根に取り付きますと早咲きのツツジがちらほらと 見られました。

青空に赤紫色のツツジがよく映えています。まだ冬芽の木が多いなか咲いていますので とても目立ちます。登っていくと熊笹がはびこって来ました。 でも登山道はよく踏まれているので登りやすいです。

尾根を登っていくと展望園地と呼ばれる景色の良い、特に冨士山が正面にバーンと 見える所があります。記念撮影にお勧め。 展望園地からしばらく尾根を登るとあたりは冬枯れの景色となります。 雲が出てきてちょっと寒くなってきました。

展望園地からの富士山

バイケイソウの群落から山頂へ

山頂付近にはバイケイソウの群落があり、保護するための木道が設置されています。 左上の写真の木の階段は最近設置されたらしく、新しいものでした。 右上の写真の木道は以前からあるものですね。バイケイソウが芽吹き始めていました。 あと1ヶ月もすると緑のバイケイソウで一面覆われるのが信じられない光景です。 楽しみですね。ブナの立ち枯れもあいかわらず多いですが大きな元気なやつもいます。

熊笹の峰から犬越路へ

山頂で昼食を取った後、犬越路へ向かいました。 最初は急な下りでどんどん高度を下げました。そして熊笹が広がる、熊笹の峰を通ります。 熊笹はひざ下くらいの短さなので問題ありません。広くなだらかな場所なので、 積雪期にはいいテン場となりそうです。風は強そうですが。 この先も急な下りがあり3ヶ所の鎖場を通過しますが特に危険ではありません。 若干の登りもあり、アップダウンの楽しい稜線です。



犬越路

その昔、武田信玄公も通ったと言う犬越路です。わりときれいな避難小屋があり、 天気がいいとツツジ新道から確認できます。その際は青い屋根が目印。 この先の稜線は大室山へ続いていて夏から秋にかけてトリカブトがみごと咲きます。 群生しているので壮観です。


用木沢出合いへの帰り道

帰りは犬越路から急に下って沢に出ます。しばらく沢づたいに歩くとブナの新緑や、 満開の山桜が目に入ります。ブナの新緑は好きだな~。 途中、沢を3度ほど渡りますが、1ヶ所木の橋が壊れている 所があり、前に通った人が積んだ石を利用して通過しました。 落ちないように慎重に。けっしてピョンピョン石の間を跳ねてはいけません。 まあ落ちても浅瀬なので。夏ならばバシャバシャ渡歩してもいいですね。



車道に出たら西丹沢自然教室へ向かって、いや~な舗装路歩きです。 でももう少しの辛抱。山行の余韻を楽しみながら車へ向かうのでした。なんちゃって山歩会 の皆様、ありがとうございました。

観察した花

ツツジもそうですが、今日見ることのできた花です。ヤマキケマン、 ヘビイチゴ、エイザンスミレ、マルバスミレ。でしょうか? あまり自信がありません。他に、マムシグサ(テンナンショウ)が見られました。

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