西岳~権現岳~編笠山
1998年8月1日〜2日
造林小屋
今日は八ヶ岳の中でも訪れたことのなかった西岳を目指すことにしました。八ヶ岳横断道路から造林小屋まで交通の便はよく、混み合うのではと思われましたがさいわい駐車スペースはまだありました。林道からきのこ採りの方が犬を連れて下りてきました。天気もいいし、張り切って出発です。
編笠山を見る
西岳への尾根は雑木林でそれほど展望がいいというわけではないのですが高度が上がりますとところどころで編笠山がよく見え、そして雲が出始めました。
お花畑
西岳への登りでのお花畑はすばらしかったです。その~残念ながら花の名前は詳しくないのですが、ピンクの小さいのや、紫の大きなのや、黄色の小さなやつ、その他いろいろ。それぞれが小さな群生をなしていて、それがうまいこと配置されています。大きな岩と木が間に入ってそこを登山道が縫うように引かれています。歩きながら日本庭園ってこんな感じなのかな。と思いました。こじんまりしていて美しい。期待なく(西岳さんごめんね)登ったのですがそれだけに感動しました。ここからほどなくして西岳山頂でした。
青年小屋と編笠山
青年小屋のテン場は広くて平らです。12張り設営されていましたがまだまだ張れそう。但し小屋用の発電機の音が大きいです。夕方にうなっていました。トイレは外に1つ小屋内に5つぐらいありました。小屋の中のはきれいでした。青年小屋から乙女の水(水場)までは往復10分くらいかかります。思っていたより遠い感じです。でもおいしい水です。
権現岳
権現岳への登りは岩場などあります。数箇所の鎖場ではガレており、通過には注意しました。ガスが出てきてしまい眺望はなく残念でした。それでも多くの登山者が縦走や山頂往復など楽しんでいました。
編笠山
この山行で私は長袖のシャツを忘れてしまいました。よって衣服はTシャツのみ。いざとなったらカッパでも着ようかと思いましたが、夏用のペラペラシュラフ&シュラフカバーと夏テントでなんとかしのぎました。早朝は雨によるチョイ寒。失敗でした。これからは気を付けようと思います。編笠山ではごらんのようにガスで囲まれました。下山方向を地図とコンパスで確認し、そそくさと下ることに。
編笠山からの下り
編笠山からの下りは八ヶ岳らしい湿って苔むした樹林帯です。ああやっぱり八ヶ岳だったなと思い振り返りながら山を後にしたのでした。そして温泉へ。