金峰山(2599m)
1998年5月1日〜3日
信濃川上駅
ゴールデンウィークはどこ行こう。というわけで、奥秩父へ行くことにしました。それも電車に乗って身延線、中央線、小海線と乗り換えてのんびりと。平日なので学生が電車内を占拠していましたが、電車の旅もいいものです。小海線の信濃川上駅で降り、バスで川端下へ向かいます。この辺りは高原野菜の産地で広~い畑がのどかな雰囲気をかもし出しています。天気もよくて駅の外のベンチで居眠りしてしまいました。
小川山
川端下から廻り目平までは舗装路を歩きます。小川山はロッククライマーでにぎやかです。掛け声がよく響いてました。今日の野営地である廻り目平はわりと空いていました。静かそうな奥まったところを選びテントを設営。時間があったので目の前にそびえる奇妙な岩峰をスケッチしました。なんて贅沢な時間でしょう。多忙で喧騒な日々がうそのようです。
廻り目平キャンプ場
日が暮れるとシュラフに潜り、目が覚める頃は明るくなっていました。今日は平日だからでしょうか。廻り目平から金峰山へ向かう登山者が見当たりませんでした。私は6時に歩き始めましたが、みなさんもっと早く出発したのかな。
金峰山小屋より
金峰山小屋のわきにある岩を覗いての景色です。とても天気が良く春霞が出ていました。登山道は途中まで未舗装の林道で、その先も赤布や道標がしっかりとあるわかりやすいコースでした。金峰山小屋の直下の尾根には残雪も有りました。でも持参したピッケルとアイゼンは使用せずにすみました。
五丈岩
金峰山といえば五丈岩です。遠くの山からもよく分かります。だれが積んだのか、大きな岩をだれが割ったのか。おもしろいですね。岩のてっぺんに登れるようですが、今日は単独の山行でもありガマンしました。
金峰山山頂
金峰山山頂です。360度の大展望です。天気がよくてよかった。もっと広い地図を持ってくれば山座同定にいそしめたのに。
金峰山山頂より
これから下山する方向です。尾根の右側は長野県、左側は山梨県です。長野県側はハイマツ帯であるのが分かります。山梨県側は絶壁でした。登山道は森林限界とハイマツ帯との境目に沿っていて残雪がありました。
大日岩
富士見平までは下りですのでずいぶん楽でした。大日岩ってあれでひとつの大きな石ころなんでしょうか。ほじってもほじっても岩なのかな。 次の日は朝から風と雨にたたられて瑞牆山へピストンする計画を中止しました。雨の中でのテントの撤収はいつもながら嫌なものです。でも雨具を上下着込んでちょっと下ると雨は上がっていました。どうも富士見平より先の上で荒れ模様なようです。瑞牆山はいづれまた来ましょう。瑞牆山荘からはというと、増富温泉までは舗装路を歩きました。1時間40分ぐらいかかりました。アスファルトは疲れますね。増富温泉でお風呂に入ってバスで韮崎駅へと帰路につきました。