荒海山太郎岳 (1580m)
2005年9月3日
福島県と栃木県の境にある荒海山は福島県側の呼称であり栃木県では太郎岳と呼ぶらしい。鳥海山以来、渋めの山を登りたかったのだ。
駐車地点
登山ルートは福島県側からの一本道で、すなわち往復することになる。八総鉱山跡まで車を乗り入れる。途中は細い道なので慎重に運転した。狭い上に両脇に草が茂っているので車体にヘアライン模様がつく。私は鉱山跡のかなり手前に止めてしまったが、鉱山跡の少し先が道幅が広くなっていて止めやすい。この日も2台が止まっていた。
駐車地点 2005/9/3 7:14
最初はなだらか
鉱山跡から荒海川沿いにつけられた砂防堤工事用に車道を詰めていく。コンクリの上に水が流れていてコケで滑りやすい場所もあった。
林道 2005/9/3 7:19
八総鉱山跡 2005/9/3 7:25
鉱山を過ぎた所 2005/9/3 7:27
徒渉
やがて広い河原に着く。四方から沢の水が合流している。広く平らなのでガスが出て道標が確認しにくいような状況になると迷いやすい場所だろう。ここでも徒渉を強いられる。大雨の後などは難儀すると思われる。
徒渉 2005/9/3 7:44
下草がうるさい 2005/9/3 7:49
車道がなくなると登山ポストがあり、その先に徒渉カ所があったが水深が浅く平らで問題なし。登山道は草がのび放題で下刈りもされていない自然のままだ。
出合い 2005/9/3 8:01
徒渉カ所 2005/9/3 8:02
森 2005/9/3 8:15
沢を渡り、急斜面を登っていく。木の根が露出し歩きにくい。辺りはうっそうとしてシダ植物が元気だ。どんどん山深くなっていくとブナ林とシダ植物が谷筋に見事な景色を作っていた。
尾根をゆく 2005/9/3 8:22
沢の急登
それにしても湿度がすごい!暑さはそれほど感じないのに汗が次々と流れ出てくる。気分はよくない。
沢を直登 2005/9/3 8:27
地形図通りに主尾根の手前で急斜面が待っていた。フィックスロープが垂れ下がっている。一枚岩の上を水が流れている。その上を登っていく。コケがないので思ったより滑らなかった。岩は赤褐色で鉄分が多そうだ。そんな急登を何度か切り抜けていく。
尾根に出た 2005/9/3 8:36
主尾根に出る
主尾根に着いた。出たところは小さなテントなら張れる広さがある。休憩場所によいだろう。そこはブナの森だ。太い木もあるが幼木が多い、若々しい森だ。下草も元気で私は自然林を満喫した。
ブナ林 2005/9/3 8:41
尾根道
尾根道はゆるやかなアップダウンで始まった。ここまで歩いてきた谷筋に比べ花は見られなかったが自然な雑木林は活気があった。なぜか鳥の鳴き声が少なく、とても静かな山だった。太陽の日ざしが見え隠れする天候の中を歩いていくので直射日光に焼け付くことはない。展望もないけど。
荒海山太郎岳 2005/9/3 8:51
曲がりすぎ 2005/9/3 8:55
山頂はもうすぐ
山頂手前の急登はフィックスロープが張られていた。登り切ると展望が一気によくなった。じつにすがすがしい。周りが山ばっかりだ。本当に山奥なんだな~。実感する。
山頂直下の急登 2005/9/3 10:07
頂上はもうすぐ 2005/9/3 10:14
南会津の山々 2005/9/3 10:13
南会津の山々 2005/9/3 10:15
荒海山太郎岳
山頂の少し手前には避難小屋があった。南陵小屋と書いてある。
南陵小屋 2005/9/3 10:20
荒海山山頂 2005/9/3 10:21
山頂からは南の展望がとてもよい。残念なのはどの山が何の山かさっぱり分からないのだ。大きな地図を持ってくればよかった。
山頂より 2005/9/3 10:21
三角点ピーク
2万5000分の1地形図には山名標があるピークではなく、となりの三角点があるピークに荒海山(太郎岳)と書かれている。途中はササヤブで覆われていた。もぐると踏み跡はしっかりしていたのでコンパスを目的地に合わせて突撃。背の低い私には前が見えませーん。ま、5分くらいなので。
ヤブを漕ぎ三角点へ 2005/9/3 10:23
三角点ピークには三角点くらいしかなく、山名標はなかった。
三角点ピーク 2005/9/3 10:29
山頂より 2005/9/3 10:44
2005/9/3 10:55
緑 2005/9/3 11:20
帰り道
帰りは来た道を忠実に戻る。登るとき大変だった谷筋の岩を慎重に下った。雨が少し降ったが樹林帯に入っていたので濡れずにすんだ。
沢の流れ 2005/9/3 12:41
登山ポスト
この登山ポストはだれでも登山届けが見えてしまう。個人情報が漏れやすいポストだ。
登山ポスト 2005/9/3 12:57
紅葉 2005/9/3 13:22
紅葉している葉を持つ木を何本か見つけた。山は秋が早い。
男鹿の湯
帰りは西会津街道沿いにある男鹿の湯で汗を流した。入浴料500円で石鹸とシャンプーが常備されていた。サウナはなし、露天もなし、風呂も広くはない。心配してしまうくらい客は少なかった。おかげでかなりのんびりできた。そしてこの日に祖父が他界した。
男鹿の湯 2005/9/3 14:07
ムラサキツメクサ2005/9/3 7:15 |
クサボタン2005/9/3 7:16 |
マツヨイグサ2005/9/3 7:24 |
コウゾリナ2005/9/3 7:25 |
ナデシコ2005/9/3 7:25 |
ツリフネソウ2005/9/3 7:40 |
2005/9/3 7:47 |
アザミ2005/9/3 7:47 |
ガクアジサイ2005/9/3 7:47 |
花名2005/9/3 7:53 |
キオン2005/9/3 7:54 |
ミズヒキ2005/9/3 8:24 |
2005/9/3 8:49 |
2005/9/3 9:15 |
2005/9/3 9:27 |
リンドウ2005/9/3 9:34 |
2005/9/3 10:05 |
2005/9/3 11:49 |
2005/9/3 13:21 |
2005/9/3 13:33 |
Photo: NIKON COOLPIX4300
タイムテーブル
山行名: 荒海山太郎岳
出発日: 2005-09-03
帰着日: 2005-09-03
到着時刻 | 出発時刻 | 場所 |
---|---|---|
07:14 | 07:14 | 林道駐車地点 |
07:25 | 07:25 | 八総鉱山跡 |
08:02 | 08:02 | 荒海川徒渉点 |
08:35 | 08:41 | 尾根 |
09:48 | 09:48 | 1380mピーク |
10:21 | 10:23 | 荒海山 |
10:28 | 10:30 | 三角点ピーク |
10:34 | 10:45 | 荒海山 |
12:08 | 12:19 | 下降点 |
12:43 | 12:43 | 荒海川徒渉点 |
13:11 | 13:11 | 八総鉱山跡 |
13:23 | 13:23 | 林道駐車地点 |