編笠山(八ヶ岳)

夜明けの富士山

今日の目的地は編笠山です。前日に観音平で野営し、明くる朝午前5時に出発しました。辺りは暗くヘッドランプが頼りです。夜行はあまり好きではありません...。ササに囲まれた登山道を登っていくと夜が明けてきました。天気がよく空気が澄んでいるのでしょう。富士山がきれいな朝焼けをしています。

編笠山へは登り一辺倒です。どんどん登ると景色がよくなってきました。植生もダケカンバやシラビソになってきました。南アルプスがよく見えます。あまり雪はなさそう。それでも北岳はひときわ白く輝いていたので雪があるのでしょう。

石がゴロゴロして、登り勾配も急になってきました。こうなると山頂は近いです。疲れ気味の同行者を「もうすこし、あとすこし」とあまり説得力のない励ましをかけて後押ししました。雪はまったくありません。ちょっと残念。ピッケル&アイゼンを用意してきたのにな～雪が無くてハイマツも寂しそう。

編笠山の山頂は大きな石がゴロゴロしていてそう、蓼科山に似ています。向こうにこれから行く西岳が見えます。遠く地平線を眺めると、ああ地球は丸いんだなってだれかいってました。

権現岳が見えました。手前の小屋は青年小屋です。小屋まで下って西岳へ向かいます。

青年小屋のから水場は10分くらいあるかねばなりません。誰が名づけたか乙女の水。なるほど乙女のような味？がしました。稜線に近いのによく涌き出ています。

西岳への稜線上からの眺めです。去年同じ時期に登った赤岳や阿弥陀岳がよく見えます。去年は赤岳にはけっこうな雪があったのに今年は無いようです。

西岳への稜線はこんな雰囲気です。日当たりがそこそこいいのだけど木が生い茂っていて、日陰にはコケ類も広がっています。

西岳からもすばらしい眺望に恵まれました。八ヶ岳はもちろん、南アルプスや北アルプス、その他もろもろ(^^;)見えました。ここからは青年小屋へ戻ります。

青年小屋から編笠山を見上げて見ました。石を積み重ねた山みたいですね。途中にハイマツ帯があってその上にまた石を積み上げてみました。

帰りは観音平へ一直線に降りました。登る時は暗かったのであぁこんな所を歩いたのか～と変な感じ。広いササ野原に木が生えていてなかなかいいところです。観音平からここまでピクニックに来る方が多くいらっしゃいました。今回は雪を期待してたのですがな～んにもありませんでした。う～む地球温暖化かなぁ。