平標山(1984m)、仙ノ倉山(2026m)
1998年3月28日
河内沢沿いの登山道
今日は平標山と谷川連峰最高峰の仙の倉山へ登ります。前日に車を走らせて新潟まできてテントで一晩すごしての行動となります。。すばらしい天候です。こんな日は雪焼けに注意しなければなりませんが、日焼け止めクリームを忘れてしまいました。
平元新道
わりと新しい看板に平標山登山口とありました。ここから平元新道へ入ります。この尾根はなかなかきつい。ラッセルも大変でした。
かもしか
厳しい急登を登っていると前方に獣の気配が。カモシカでした。急峻な雪野斜面をたったかたったかとすばらしい足の運び。ううむ。でもどこかぼっとしているように立ち止まったりしていました。きっと起きたばかりなのだろうと勝手に想像するのでした。でも写真には撮れませんでした。
霧氷
どんどん気温が上がっているようで、木についた霧氷が融けて音を立てて雪原に落ちています。パラパラとにぎやかな春の音色に聞き入っていました。雪の表面は若干固めでその下はザラメ雪。いわゆるモナカ雪といわれるものでしょうか。
眺望
今日は天気が良くすばらしい眺望に恵まれました。春霞も認められました。まずは平標山をトラバースして仙の倉山へむかいました。風が少々あります。雪野原は風になでられて不思議な紋様を描いて固まっています。海老のしっぽもあれば葉の葉脈のようなものもありました。一面真っ白い落ち葉で敷き詰められているようにも見えます。写真にはうまく撮れませんでした。写真はむつかしい。
仙ノ倉山山頂のいのしし?
山頂には猪のような雪の固まりがありました。毛が逆立っているような紋様が躍動感があります。その実態は方位盤でした。雪が方位盤にえびのしっぽのように積もって大きな固まりになっていたのです。雪の紋様を見ると風が渦を巻いていたであろう様子がよくわかります。ううむ自然の芸術だなぁ。
登り返し
平標山へ登り返しました。すでに顔はヒリヒリしています。もっと厚く日焼け止めクリームを塗っていればよかった。今日は多くのスキーヤーが訪れていました。広~い斜面を気持ちよさそうにすべっています。私はてくてく歩きです。
平標山山頂
平標山山頂です。ここからの景色もすばらしかったです。しかし寒くなってきました。ここからはスキー隊はスキーで下るので速いのですが、私を含むてくてく隊は尾根を歩いて下るので時間がかかります。
パノラマコース
下りはパノラマコースと呼ばれている、上信越自然歩道をとりました。長い下りで、急斜面と雪庇が発達した尾根が続いて緊張しました。思いの外深い雪でしたので初めてワカンを装着しました。ちょっとうれしかったりして。
無事下山
下山口です(登山口かも)。元橋バス停があります。テニスコートや学校なんかもありました。下りはなかなか手強かったですが、天気がよく、風も穏やかでいい春の山行でした。