尾瀬

尾瀬

会社が日曜日と平日を合わせて3連休を用意してくれた。(誰のため?)こういうときはとにかく混む場所へ行くのだ。自然がいっぱいの人気エリア、そう尾瀬にしよう。なにをかくそう尾瀬は20年ぶりなのである。

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御池駐車場

御池の駐車場は朝早くから賑やかだ。ここからバスが発着しており、その利用者も多い。

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登山道への入り口にはクマにたいする注意喚起と、入山者と下山者をカウントする装置が設置されていた。

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広沢田代へ

登り口から足下がゆるい。ぬかるみだ。スパッツをつけないと泥でズボンが汚れてしまうだろう。比較的急な登りで、天気もよく、むしむしするような樹林帯を歩いていく。ぬかるみや、深くえぐれた登山道である。人の往来が多いためだろう。これだけ水があってもヒルがいないのでありがたい。

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無心で歩き、どんどん高度を上げていくと突如として木道と湿原が現れる。広沢田代だ。さまざまな植物が見られる。咲き終わったチングルマが印象的だった。

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熊沢田代

いったん樹林帯へ入って一登りすると熊沢田代である。これは広大だ。木道が続くその先に燧ヶ岳がそびえている。ガスで上半分は見えなかった。このページのタイトルの写真が熊沢田代である。広い湿原がなんともすがすがしい。池塘も多く水がきれいだ。ベンチがあったのでしばし ぼーっとする。

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俎嵓

熊沢田代を抜けるとしだいに斜度が増してくる。沢の源頭部のような登りを詰めたところを過ぎてしばらく樹林帯を登ると山頂があった。俎嵓(マナイタグラ)である。ガスに囲まれて何も見えなかったが、しばらく待っていると芝安嵓(シバヤスグラ)の方面のガスが晴れてきた。なんとか写真におさめた。

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芝安嵓

このとき遠くに雷鳴を聞く。どんどん辺りが暗くなってきた。15時ごろまで天気がもってほしかったがだめなようだ。素早く雨具を着用し、芝安嵓を往復し、沼へ向かう。長英新道に入る頃には大雨雷警報だ。山の雷雨はこれまでにも何度か会ったが、非常に怖い。イナズマが雲の中を踊っている。まさにドラゴンのようだ。

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長英新道

長英新道の分岐では何人か雷が収まるのを待機していた。私も30分ほどまつ。その先のミノブチ岳には高い木もなくケルンが積まれ、雷に打たれんばかりの場所であるのだ。雷鳴が遠くに去っていくのを感じて歩き出す。ミノブチ岳からはぬかるみの中をどんどん高度を下げていく。急斜面ではないが、深くえぐれていて歩きにくい。尾瀬沼までは予定よりだいぶ時間を費やした。

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大江湿原

尾瀬沼に着く頃には雨も上がり、沼がよく見えるようになった。湖畔につながる大江湿原のニッコウキスゲは全く咲いておらず、残念だった。6月の霜が原因であるとその後知った。

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長蔵小屋

長蔵小屋に着く。この小屋は20年前、高校生のときに林間学校で泊まったのだ。そのときは広場で寸劇などして主役級を押しつけられた私は張り切った?ものだ。髪の毛を真っ白に染めてバアさんを演じ、夜中に小屋の人に無理を言って風呂を用意してもらった。5月で雪が多く難儀したり、同行した校長先生が足を骨折してしまったとか、いろいろ思い出した。現在も小屋で風呂に入れた。石鹸は使えなくなった。自然環境に配慮してのことだろう。

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尾瀬沼~尾瀬ヶ原

2日目は尾瀬沼の北岸を歩き、沼尻から白砂峠へ、そして尾瀬ヶ原に。尾瀬ヶ原を縦断して戻り、見晴しの第2長蔵小屋に宿泊。

尾瀬沼の朝朝

鳥の鳴き声を録りに、MDレコーダとマイクをもって散策に出かける。いろいろな鳥の鳴き声がする。私はその声で鳥の同定はできないのだった。でもいろいろな鳥の鳴き声がする朝が好きだ。小さな鳥が何羽となく私の周りを飛び回っている。朝から元気なものだ。

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木道にカモの親子がいた。親ガモに小ガモが五羽、追いかけていた。木道に足を滑らす小ガモ、かわいらしい。私に気づいて沼にもどってしまった。私はマイクを左手に持ち、手を高々と上げて鳴き声の方向にマイクを向ける。でもなかなかうまく録れないんだよね。しだいに辺りの明るさが増して沼に朝もやがはっきりと浮かび上がってきた。幻想的。多くの人が日の出る方角へ向いて見つめている。何を思うのでしょうね。私は昨日よりよい天候になることを祈る。燧ヶ岳と尾瀬沼が入る構図でスケッチをする。思うようにうまく描けない。

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長蔵小屋の朝食には納豆があった。片品村産の大粒の大豆を使ったものだ。これがとてもおいしかった。大粒なのに柔らかくて食べごたえがあって。スケッチを描いたハガキに切手を貼る。野草の葉についた朝露で切手ののり面を湿らす。私の好きな儀式だ。長蔵小屋の前にあるポストへ投函した。火、木、土に回収されるそうだ。

野鳥の森

大江湿原から昨日下りてきた分岐を通過して浅湖湿原、森と湿原が交互に現れる。この付近に野鳥が多いとガイドブックにあったので適当な所でマイクを出し、録音した。

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沼尻平

尾瀬沼の北岸を沼尻平まで歩く。沼尻には売店があって、ひときわ賑やかであった。ここから燧ヶ岳へ登る道、沼の南岸を回る道、白砂峠経由で尾瀬ヶ原への道と分かれている。

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白砂峠

峠といっても緩やかな上り勾配で汗をかくほどではなかった。うっそうとした樹林の中を進んでいくので、峠から尾瀬ヶ原の見晴しまでは長く感じられた。

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見晴し小屋の構造物が見えるとそこは尾瀬ヶ原だ。広大でみごとな湿原だ。ど真ん中に木道を通したのもすごいと思った。尾瀬ヶ原の向こう側に見られると聞いていた至仏山はガスで頂上が見えない。今年は尾瀬ヶ原も遅霜の影響でニッコウキスゲはほとんど咲いていなかった。それでも一面の草原は実にすがすがしく気持ちよい。何度となく訪れる人がいるのもうなづける。ここから湿原の中央の木道を通って山の鼻へ行くこととする。薄曇りの中、小雨が降ったりやんだりしていた。雨具を着用した。

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尾瀬ヶ原

湿原のド真ん中を通るのはとても気分良く歩けるが、以外と長い。木道だからか足も疲れるようだ。(もちろん舗装路の比ではないが)振り返ると昨日登った燧ヶ岳のシルエットが美しい。

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竜宮小屋

竜宮十字路からヨッピ橋へ分岐して続く木道では古くなったためか改修工事をしていた。ヘリコプターが木材を運んで木道沿いにきれいに並べ置き、別の資材をひっかけて去っていく。繰り返し作業は行われていた。

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山の鼻で戻り三又へ

湿原にはいくつか沢が横切っていて、その沢沿いにだけは樹木が林立している。沢を渡るとまた湿原が広がり、次の林が向こうに見えるという具合だ。紙芝居をめくるような感じ。やっと着いた山の鼻(端?)で休憩をとり、三又まで戻って東電小屋経由で見晴しまで戻った。

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ヨッピ橋から東電小屋

東電小屋付近の木道で、今年6月にハイカーがクマに襲撃されたとの情報があった。木道沿いにはいくつかの箇所で鐘とトンカチがあり、クマにヒトの存在を知らせるよう鐘を鳴らせよ、とある。鐘を叩くと高い音が鳴り響いた。

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見晴しに戻り、第二長蔵小屋に入った。平日の月曜日とあって六畳一間に私一人であった。荷物を置いてスケッチ道具を持ちぶらぶらと散策。なんとのんびりした時間だろう!いろんなことを考えたり、ぼーっとして過ごす。夕食を頂き早々と就寝すると夜に目が覚めた。0時、晴天であった。降るような星空を見たのは何年ぶりだろうか。天の川に吸い込まれそうだ。いつもは一旦寝てしまうと日が昇るまで起きない私なのでした。

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尾瀬ヶ原~御池

3日目は最終日なのでゆったりした行程である。見晴しから十条の滝を経由して御池駐車場まで。

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尾瀬ヶ原

早朝に目が覚めたので辺りを散策する。早立ちのハイカーが身支度をしていた。私は他の数名と一緒に尾瀬ヶ原の木道で夜明けを待った。夜は晴天だった空に雲が出てきた。湿原にはもやがかかって幻想的だ。燧ヶ岳が朝日を背にしてはっきりと浮かび上がっている。小鳥のさえずりもにぎやかになってきた。私はぼーっとする。小屋で朝食をとり、昨日たのんでおいた弁当を受け取る。小屋の前でスケッチをする。あいかわらず思うように描けない。

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昨日歩いた木道を途中まで歩いて休憩用のベンチで寝ころんだ。見渡す限り私一人。静かだー。鳥が草原すれすれに滑空していく。カッコイイ。何枚かスケッチをする。うまく描けないが十分楽しんで尾瀬をあとにする。

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温泉小屋

温泉小屋まではあっという間である。よい天気になって暑い。小屋では布団を屋根で干していた。平滑ノ滝へむかう。湿原から山道に入り、ぬかるみと岩がゴロゴロした道を歩く。

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平滑ノ滝

平滑ノ滝はその名の通り、一枚岩のように見える平らな岩盤の上を水が流れている。一枚岩を滑り降りるような滝はこれまでも見たことがあるが、こんなに大きなものは見たことがなく驚いた。

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三条ノ滝

三条ノ滝は尾瀬ヶ原の水が一気に落ちる滝だ。とても豪快で大きい。滝壺には行けないが、展望台で見ていても水しぶきがすごい。これほどの水量を落とす滝をみるのも初めてで感動した。

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兎田代

登り返してしばらく歩くと兎田代だ。尾瀬ヶ原を見た目にはかわいらしくこざっぱりして見える。

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シボ沢、天神田代

樹林帯を進み、シボ沢にかかる立派な橋を渡る。普段、今日も枯沢だが、一旦水が増えるとすさまじく、過去にも幾度となく橋が流失したそうだ。川のえぐられかたを見ると増水時の荒れっぷりが想像しやすい。今では鉄とコンクリートでできた立派な橋ができている。

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天神田代は荒れていてこれまで見てきた湿原の様相はないが、その昔はどんなものだったのだろうと思う。

横田代

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上田代

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御池田代

御池田代は駐車場とは目と鼻の先。そんな所にも広い湿原が広がっています。

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燧の湯

帰りは日帰り入浴施設の燧の湯に寄った。入浴するだけの施設だが混んでいた。 3日間の尾瀬遊びもこれで終わり。湿原と池塘、いいですね。また来たいけど平日の休みがないとね~。

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Photo: NIKON COOLPIX4300

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