鳥海山

鳥海山

東北の山へ行きたかった。 秋田県と山形県の県境にある鳥海山は出羽富士、秋田富士といわれる独立峰だ。裾野はブナの密林で覆われ、森林限界を越えるとみごとなお花畑だという。今回は山形側にある鳥海高原ラインで滝の小屋直下まで車で上がり、山頂付近のお花畑を楽しむ計画にした。

鳥海山へ

山形道の酒田ICを下りて湯の台へ向かい車を走らせる。広いたんぼから鳥海山がすそのを広げていた。なるほど富士山のようだ。今日(7/23)は移動のみ。

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八幡町から鳥海山 2005/7/23 17:01

出発

鳥海高原ラインは最上部が車道の終点で、駐車場とトイレがある。トイレは電力不足で使用不可となっていた。終点より少し手前にも駐車場があり、私はそこに止めた。ここにはトイレはないが広くて空いていた。トイレと水の補給は鳥海高原ライン入り口近くの家族旅行村の駐車場に設置されたトイレを使用した。ただし夜間はランプが点灯しない。

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駐車場 2005/7/24 5:32

駐車場にテントを張って一夜を過ごし、4時に起床しゆっくり準備。この駐車場からは誰も出発しない。最上部の駐車場では賑やかであろう。ここから車道の終点まではブナの林の中を歩く。石が敷かれていた。昔は登山道だったのだろうか。

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ブナ林 2005/7/24 5:37

登山口

車道の終点に着く。登山ポストが置かれているので計画書を投函。登りはじめは石畳みの緩やかな斜面だ。

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登山口 2005/7/24 5:42

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石畳 2005/7/24 5:52

滝の小屋

すぐに滝の小屋に着いた。りっぱな営業小屋だ。中もきれいだった。トイレもある。小屋の裏手には雪渓があり、最上部に滝があった。白糸の滝というらしい。少しガスが立ちこめている。

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滝の小屋 2005/7/24 6:04

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雪渓と滝 2005/7/24 6:17

八丁坂

滝の小屋を過ぎ、家族旅行村からのびる尾根道との合流点を通過すると斜度がきつくなってくる。八丁坂だ。

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八丁坂から滝の小屋を見る 2005/7/24 6:25

八丁坂はガイドブックにもあるようにすばらしいお花畑だ。日当たりがよいためであろうか。クルマユリ、ヨツバシオガマ、シャジン、マルバダケブキ?などが元気だった。

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八丁坂のお花畑 2005/7/24 7:05

八丁坂を上っているとガスの上に出た。鳥海山はあの山の向こうだ。きっと。

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八丁坂から鳥海山 2005/7/24 7:18

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ニッコウキスゲ群落 2005/7/24 7:23

河原宿

八丁坂を上りきると河原宿だ。七合目らしい。トイレも有り。広い平原の遠くのあちらこちらにニッコウキスゲが群生していた。

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河原宿小屋 2005/7/24 7:24

雪渓からの冷たい水が流れる沢が気持ちよい場所だ。イワイチョウやハクサンイチゲが元気に咲いていた。

心字雪(大雪渓)

河原宿から湯ノ台道へ向かう。谷筋になってくるとルート上に雪渓が現れた。心字雪だ。最初は雪渓の左寄りを登っていく。目印がある場所付近で雪渓を横断し、いったん土に上がる。

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心字雪(大雪渓)下部 2005/7/24 7:36

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ヨツバシオガマ 2005/7/24 8:10

色とりどりの花々を見ながら登っていくと再び雪渓に入る。左寄りに登っていって目印の有る場所で対岸に移る。ガスが広がっていたら地図とコンパスでルートを確認するべき場所だ。

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心字雪(大雪渓)上部 2005/7/24 8:28

薊坂

雪渓を後方に見下ろすころには薊坂に登っている。薊坂というくらいにチョウカイアザミが元気だ。コバイケイソウやシャクナゲも群生していた。ここもすばらしいお花畑だ。

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薊坂のコバイケイソウ 2005/7/24 8:44

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薊坂のシャクナゲ 2005/7/24 9:08

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伏拝岳(ふしおがみたけ) 2005/7/24 9:12

登り切ると外輪山の縁に出る。はるか遠方まで雲海が広がっていた。

伏拝岳

河原宿下降点の隣が伏拝岳(ふしおがみだけ)だ。祠があるだけだが、さすが修練の山。名前がそれっぽい。対面には新山の荒々しい山っぷりが見えた。外輪山のトレールは気持ちのよい道だ。雷がこないことを切に祈る。

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伏拝岳山頂 2005/7/24 9:16

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新山遠望 2005/7/24 9:13

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稜線トレール 2005/7/24 9:18

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七高山へ 2005/7/24 9:29

チョウカイフスマ

鳥海山は固有の植物をいくつか持っているそうだ。チョウカイフスマはその代表各。小さくてかわいらしい。小さな群生で見ることが出来た。

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チョウカイフスマ 2005/7/24 9:43

行者岳は気づかずに通過し、七高山が近くなった。新山の方が標高が高いが七高山のほうが人気があるようだ。この辺りでみられるイワベンケイは葉が細かった。イワベンケイってキャベツの小型版の印象で覚えていたので違和感があった。調べてみるとホソバイワベンケイということが分かった。

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外輪山 2005/7/24 9:44

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ホソバイワベンケイとキンポウゲ 2005/7/24 9:57

七高山山頂

ようやっと七高山の山頂に着いた。山頂標識のペンキは剥げ落ちていて何が書いてあるかは分からなかったが、一等三角点がある。大勢の登山者が休んでいた。私も昼食をとった。

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七高山山頂 2005/7/24 10:03

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雪渓を渡り神社へ 2005/7/24 10:30

鳥海山大物忌神社

七高山から神社経由で新山へ向かう。七高山山頂から少し戻り、外輪山の内壁へ急斜面を下りる。谷筋に雪渓が残っているので慎重に通過し、少し登り返すと鳥海山大物忌神社と御室小屋に着いた。神社では悩める人?がお払いを受けていた。

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鳥海山大物忌神社 2005/7/24 10:37

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鳥海山大物忌神社 2005/7/24 10:44

新山への道

新山へは神社の北側から道が付けられている。道と言っても溶岩石がゴロゴロ積み重なったもので岩登りの様相だ。白いペンキで矢印の案内が至る所につけられており迷うことはないが、三点確保などの基本は必要。矢印にあおられている気がした。

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登れ!突き上げろ! 2005/7/24 10:51

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岩の裂け目を行く 2005/7/24 10:59

ひとつのガラ山を登り切ると大きな岩の裂け目が見えた。裂け目の向こう側に新山の山頂が見える。裂け目の最下部に向かって下る。再び登り切ると山頂だ。

新山山頂

新山山頂から周りを見渡すと荒々しく荒涼とした風景に驚く。今まで登ってきたお花畑の斜面となんと対照的か。

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新山山頂 2005/7/24 11:07

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雲の上でランチするふたり 2005/7/24 11:09

山頂から東の山をみると、カップルがランチしていた。まるで雲の上にいるようだった。

外輪山へ

新山からは来た道を神社まで戻った。眼下には神社と150人が宿泊可能な御室小屋が見える。神社からは外輪山の内壁を歩き、行者岳付近で外輪山の稜線に出る。途中にガレ場の通過があり注意をした。

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大物忌神社と御室小屋 2005/7/24 11:23

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外輪山内壁を行く 2005/7/24 11:37

行者岳

外輪山の稜線に出てしばらく進むと神様がいた。砂礫の中にイワギキョウがきれいに咲いていた。

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イワギキョウ 2005/7/24 11:49

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神様 2005/7/24 11:51

外輪山コース

外輪山のコースはお花畑の中を歩くような感じだ。どの谷筋にもコバイケイソウが群生している。文殊岳は気づかずに通過した。

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文殊岳へ 2005/7/24 11:59

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コバイケイソウ群落 2005/7/24 12:01

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キキョウ群落 2005/7/24 12:23

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ヨツバシオガマ 2005/7/24 12:35

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外輪山登山道 2005/7/24 12:37

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イワブクロ 2005/7/24 12:39

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お花畑 2005/7/24 12:56

七五三掛神社から

谷筋にのびているルートと合流し、七五三掛(しめかけ)といわれる場所に着く。広く平らで大勢の人が休憩をとっていた。

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七五三掛(しめかけ) 2005/7/24 12:56

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石畳 2005/7/24 13:08

七五三掛から八丁坂を登り切る御田ガ原まで、石畳みが敷かれていた。

八丁坂、御田ガ原

こちらの八丁坂もお花畑だ。広い草原に花が点在し群生し、美しい。

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八丁坂 2005/7/24 13:16

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御田ガ原 2005/7/24 13:25

七高山付近で見られたチョウカイフスマが御田ガ原でも見ることができた。チョウカイフスマの周りには小石を並べて保護をアピールしてあった。チングルマの綿毛も多く見られた。

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チョウカイフスマ 2005/7/24 13:28

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チングルマ 2005/7/24 13:30

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御田ガ原から御浜小屋を見る 2005/7/24 13:35

鳥海湖

今日の宿である御浜小屋が見える場所まで来た。鳥海湖がきれいな水面を見せている。みごとに丸い湖だ。端に付いた雪が崩れている。御浜小屋から緑の平原の扇子森を見る。時より雲の合間から鉾立の駐車場が見えた。

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鳥海湖 2005/7/24 13:38

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扇子森 2005/7/24 14:03

夕焼け

さすがに夏まっさかりとあって日が長い。やっと夕方らしくなると、稲倉岳に何本もの沢の影が映ってきれいだった。写真にはなかなかうまく映らないけど。御浜小屋は50人が宿泊できる。予約制。日曜日に利用したが20人の団体がいたりしてほぼ満員。つくづく人気のある山域だと感じた。

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日本海の夕焼け 2005/7/24 17:09

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扇子森 2005/7/24 18:13

観察した植物

河原宿小屋手前の八丁坂と外輪山コース、小田ガ原で多く見られた。

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クルマユリ2005/7/24 6:26

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シャジン2005/7/24 6:27

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マルバダケブキ2005/7/24 6:30

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マルバシモツケ2005/7/24 6:55

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シシウド2005/7/24 6:56

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フウロ2005/7/24 7:03

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キンポウゲ2005/7/24 7:22

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ハクサンイチゲ2005/7/24 7:27

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イワカガミ2005/7/24 7:28

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イワイチョウ2005/7/24 7:30

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コシジオウレン2005/7/24 7:39

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ショウジョウバカマ2005/7/24 8:06

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ヨツバシオガマ2005/7/24 8:09

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ミヤマキンバイ2005/7/24 8:16

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コバイケイソウ2005/7/24 8:42

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カラマツソウ2005/7/24 8:44

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イワギキョウ2005/7/24 9:21

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ミヤマリンドウ2005/7/24 9:35

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ツガザクラ2005/7/24 9:37

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イワブクロ2005/7/24 9:42

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ホソバイワベンケイ2005/7/24 11:38

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ウサギギク2005/7/24 12:02

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シャクナゲ2005/7/24 12:03

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アキノキリンソウ2005/7/24 12:06

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ヤマハハコ2005/7/24 12:07

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イタドリ2005/7/24 12:12

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オトギリソウ2005/7/24 12:16

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ニッコウキスゲ2005/7/24 12:17

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シャジン2005/7/24 12:21

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チョウカイフスマ2005/7/24 12:33

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マルバダケブキ2005/7/24 12:37

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ヒナザクラ2005/7/24 13:02

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ハクサンイチゲ2005/7/24 13:03

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ハクサンイチゲ2005/7/24 13:20

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ホツツジ2005/7/24 13:39

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フウロ2005/7/24 13:55

鳥海山2日目。御浜小屋から千畳ガ原を経て駐車場へ戻る。

朝のイワヒバリ

明け方はガスがでていたがそれも5時30分頃には晴れてきた。扇子森の向こうに日本海が見えた。朝食をとり、あいさつして出発。ガスが流れているなかイワヒバリが賑やかだ。見ると小振りで丸い体型でかわいらしい。まだ子供なのかな。人を恐れていないようで、かなり近づいて撮影できた。

鳴声

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扇子森と日本海 2005/7/25 5:43

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イワヒバリ 2005/7/25 5:46

ニッコウキスゲ

笙ガ岳方面へ歩いて行くと朝もやの中でニッコウキスゲが群生をなしている。

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朝もやのニッコウキスゲ 2005/7/25 5:47

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笙ガ岳を見る 2005/7/25 6:03

笙ガ岳へ向かう峰々には雪が付いていて緑の草原との対比がきれいだ。今日は時間がたっぷりあるのでスケッチしてみた。

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ニッコウキスゲ 2005/7/25 6:03

鳥海湖

笙ガ岳への道から外れて鳥海湖へ下りる。道中は湿地で木道が付けられていた。

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鳥海湖へ 2005/7/25 6:21

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鳥海湖(鳥の海) 2005/7/25 6:30

鳥海湖に近くなると鳥の海と書かれた標識があった。静かな水面に対岸の雪渓が映し込まれ美しかった。

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ムシロ 2005/7/25 6:33

雪渓を下る

鳥海湖を後にして下っていくと荒れた湿地を再生するためかムシロがかかった谷にでる。その先に小さな雪渓があり、軽アイゼンを装着して慎重に下った。雪渓の真ん中ではイワヒバリが鳴いていた。足は冷たくないのか?

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雪渓 2005/7/25 6:38

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イワヒバリ 2005/7/25 6:39

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万助道分岐 2005/7/25 7:01

仙人平

ガイドブックによると仙人平の万助道分岐がわかりにくいとある。雪で覆われているとかなりわかりずらそうな所だが、道標もあり、沢の出合であるのでそのようなことはなかった。

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仙人平 2005/7/25 7:06

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地塘 2005/7/25 7:08

沢の水は雪解け水のためかとても冷たくさわやかだ。沢づたいに生えた木々の合間をぬけると広い草原がとびこんでくる。強い緑色の草原に地塘が点在し、天国のようだ。(行ったことないけど)

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千畳ガ原へ 2005/7/25 7:09

千畳ガ原

何度か沢を渡ると千畳ガ原とかかれた道標に会う。風もおだやかで、樹木がなく、一面の草原。

千畳ガ原の音

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千畳ガ原 2005/7/25 7:21

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千畳ガ原から振り返る 2005/7/25 7:21

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千畳ガ原 2005/7/25 7:27

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千畳ガ原 2005/7/25 7:28

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おやつ 2005/7/25 8:00

今回の山行ではここが一番のお気に入りとなった。ゆっくりとスケッチをしたり沢の水でコーヒーをいれて飲んだりと、至福の時間を1時間以上楽しんだ。その間に誰も訪れる人はいなく、千畳ガ原を独り占めだ。なんと気分のよいことだろう。

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地塘に映る 2005/7/25 8:31

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千畳ガ原 2005/7/25 8:33

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幸治郎沢 2005/7/25 8:42

幸治郎沢

千畳ガ原を出発して月山森へ登る。幸治郎沢をそのまま詰めていく。岩がゴロゴロ積み重なった沢で、雨が降っていたり、下る場合は嫌らしい場所だ。

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ハクサンイチゲ 2005/7/25 9:25

ボタ池付近

幸治郎沢を登りきると河原宿までは平地だ。湿地帯で雪も残っていた。この辺りではハクサンイチゲが盛況であった。

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ハクサンイチゲ 2005/7/25 9:26

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ボタ池付近 2005/7/25 9:40

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河原宿 2005/7/25 10:01

河原宿~八丁坂

昨日通過した場所に戻ってきた。小屋の屋根の上で小屋番の方がなにやら作業していた。

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河原宿小屋 2005/7/25 9:59

そして八丁坂。花を観賞しながらゆっくり下って行く。

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シャジン 2005/7/25 10:09

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フウロ 2005/7/25 10:11

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滝の小屋 2005/7/25 10:53

滝の小屋

ここまでくると山旅の終わりも近い。予想以上の景観に圧倒された旅であった。撮った写真は240枚にもなり整理が大変だ。ガイドブック通りの時間では行動できなかった。立ち止まることが多すぎるのだ。

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シャクナゲ 2005/7/25 10:52

千畳ガ原では1時間以上もゆっくりした。それがとてもよかった。

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鶴間池 2005/7/25 11:36

おまけ

鶴間池車に乗り、鳥海高原ラインを下っていくと、鶴間池を見下ろせる駐車帯がある。登山道があり池まで下れるとのこと。池の畔にはいろいろな植物がいるそうだ。

手打ちそば鳳来

湯ノ台温泉近くにあるお蕎麦やさん。そばもおいしかったが付け合わせの山菜がとてもおいしかった。あと、ペットのヤギちゃんがかわいかったな。

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手打ちそば鳳来 2005/7/25 12:18

やまぶし温泉ゆぽか

帰りは例によって温泉をさがし、羽黒山の麓に「やまぶし温泉ゆぽか」を見つけた。やまぶし!やんぶし?ここに決めた。無色無臭の塩辛い温泉。実は山登りで日焼けしたあとだったので、とても焼けた肌にしみた。(日焼け止めを忘れたのだ)350円(休憩室不使用)でシャンプー・ボディソープ、サウナ(小さめ)付き。安くていいです。

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やまぶし温泉ゆぽか 2005/7/25 13:26

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チョウカイアザミ?2005/7/25 5:48

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ヒナザクラ2005/7/25 6:27

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オオバキスミレ2005/7/25 7:00

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?2005/7/25 7:03

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アカバナエンレイソウ2005/7/25 7:04

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イワウチワ2005/7/25 7:09

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イワカガミ2005/7/25 7:16

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?2005/7/25 8:41

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クルマユリ2005/7/25 10:10

Photo: NIKON COOLPIX4300
Recording: Panasonic SJ-MR240
Mike: audio-technica AT9470

タイムテーブル

山行名: 鳥海山
出発日: 2005-07-24
帰着日: 2005-07-25

2005/7/24

到着時刻 出発時刻 場所
05:32 05:32 駐車場
05:42 05:42 鳥海高原ライン終点登山口
06:04 06:04 湯の台小屋
07:23 07:23 河原宿小屋
07:36 07:36 心字雪(大雪渓)とりつき
08:42 08:42 薊坂とりつき
09:12 09:12 外輪山河原宿下降点
09:16 09:16 伏拝岳
10:01 10:10 七高山
10:24 10:24 神社下降点
10:37 10:44 鳥海山大物忌神社
11:06 11:11 新山
11:26 11:26 鳥海山大物忌神社
11:41 11:41 外輪山稜線
11:51 11:51 行者岳
11:54 11:54 伏拝岳
12:29 12:29 文殊岳
12:49 12:49 千蛇谷分岐
12:56 12:56 七五三掛
13:18 13:18 八丁坂
13:25 13:25 御田ガ原
14:03 14:03 鳥海湖、御浜小屋

2005/7/25

到着時刻 出発時刻 場所
05:43 05:43 御浜小屋
06:27 06:27 鳥海湖 湖畔
07:01 07:01 万助道分岐 仙人平
07:21 08:27 千畳ガ原
08:50 08:50 幸治郎沢とりつき
09:12 09:12 月山森直下
09:25 09:40 ボタ池
09:59 09:59 河原宿小屋
10:53 10:53 滝の小屋
11:08 11:08 鳥海高原ライン終点登山口
11:17 11:17 駐車場

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