乾徳山
山頂付近の岩場がたのしい乾徳山です。山梨県の三富村、徳和から登りました。
登山口
駐車場は広くなって20台くらいは駐車できそうです。以前はここから徳和川に沿って歩くコースをとりましたが、今日は徳和峠から道満尾根を登るコースにしました。お寺を左に見て峠へ向かいます。
取り付き
峠は車が往来できるように拡幅されたばかりのようで、尾根への取り付きがわかりません。そこは適当によじ登りますと、どうやらどなたもそのようにして登るようで、足跡がありました。
植林で薄暗いですが、地形がわかりやすい尾根を北に向かいます。祠などがいくつか見られましたので古式ゆかしい道なのだろうと勝手に思いつつ歩いていくと植林が終わり、急登もほとんどなく、道満山に着きました。
道満山の山頂は自然林にかこまれて展望がなく渋い感じです。
唐松林
さらに道満尾根を行きます。あたりは唐松の植林帯となり、背の高めの唐松がよく育っています。
林道と熊に注意!の警告板。
国師ガ原
登りがだんだんきつくなってくるとツツジが見え始めました。ミツバツツジとヤマツツジ、シロヤシオも少し見られました。ツツジの花期は終わりのようでしたが、きれいなものもいくつかありました。
ツツジを見ながら歩いていくと広く開けたカヤトの原がとびこんできます。ここが国師ガ原です。草原に風がそよいじゃって気分のいいこと。お昼寝したい気分です。こんな雰囲気を牧歌的というそうです。
扇平
すぐに扇平につきます。ここで左からの道と合流します。ここより先は笹に混じって急登と岩場が交互にやってきます。
山頂
直下の岩場これがいろいろなガイドブックで紹介されている山頂直下の鎖場です。5~8m近くあるのでしょうか、しっかりした鎖が設置されています。鎖がなければかなり難儀しそうな場所です。
疲れがたまってきているので慎重に登りました。でも楽しいものです。山猿気分。
乾徳山山頂
山頂は岩山で狭く、高度感もかなりあります。この日は訪れる登山者が少なく爽快な気分をゆっくりと味わえました。下の写真は山頂の北側へ下った所から撮ったものです。これだけの石ころがよくぞ崩れないものです。
高原ヒュッテ
山頂の北側から下ったらコースは南側へトラバースしています。トラバース道は苔生した樹林帯で奥秩父らしい風情といったところでしょうか。薄暗い樹林帯を抜けると明るい素敵な白樺林となりました。脇にはその名も高原ヒュッテという無人の山小屋があります。白樺の木陰で昼食をとり、そして待望のお昼寝をしました。
高原ヒュッテの少し先には国師ガ原と徳和の分岐があります。もう一回登ろうかいなと後ろ髪を引かれつつ徳和へ。
水場
徳和への下りには錦晶水、銀晶水と、水場がありました。道満尾根にはなにも無かったのに。そして林道にはとてもりっぱな登山口の看板が掲げてありました。
でも今回一番面白かったのは山麓にいた犬です。(一番下の写真)
ギンラン
チゴユリ
スミレ
ミツバツツジ
ヤマツツジ
オオカメノキ
シロヤシオ
ヤマブキソウ
穴好きの犬
Photo: NIKON COOLPIX800