大光山(1661m)

2000年10月22日
「おおぴっかりさん」と読みます。安倍奥東山稜で十枚山の北に位置します。GPCの皆さんに同行しました。

草木バス停から

静岡鉄道バスの草木バス停からスタートです。車道を10分ほどあるくと堰堤が現れます。その左脇に登山道の道標がありました。薄暗い植林の中へ道が続いています。

植林帯の急登を越すと東峰分岐なる標識があります。以前はこの先から刈安峠へのルートがあったようですが現在は崩壊のため通行止めです。東峰分岐を過ぎるとしばらくは緩い登りとなります。

暗い植林帯から出て明るくなると作業小屋がありました。脇を流れる沢が水場となっています。この日も水がたくさん流れていました。この先も植林帯のジグザグ道です。

大光山の西の尾根に取り付く頃には植林を抜けて気持ちの良い雑木林となります。落ち葉を踏むのが心地よか～。ササも出てきました。

下刈りされたササの原っぱを行きます。ごらんのようにけっこう幅広く刈るものなのですね。辺り一面ガスが紅葉に絡んで幻想的でした。

左の標識は大光山山頂のすぐ手前にあります。ここから主稜線で、南に行けば十枚山へ続いています。ただし刈安峠からは静岡県側、山梨県側ともに通行不能との注意書きがありました。

山頂です。ガスが薄くかかっていましたが寒くはありませんでした。狭い山頂には団体のハイカーが昼食を取っていました。かなり迷惑な人達です。

大光山山頂から安倍峠へ向かう稜線はとても気持ちの良いものでした。アップダウンは少ないし、紅葉はすばらしく、色とりどりの落ち葉がキレイなこと！

サクサク踏みながら行くとあっというまに奥大光山です。目立たないピークなので気づかない人もいるかもしれません。

奥大光山の標識のちょっと北に三河内下降点があります。三河内へ下りていくと安倍の大滝があります。ルートはササが下刈りされて歩き易いです。整備された方ありがとう。私たちはこの辺りで昼食を取りました。紅葉がキレイです。

下り始めるとすばらしい紅葉に囲まれました。ササの緑との対比が美しい。

三河内への下りは、キレイな紅葉に目を奪われがちでしたがどっこい尾根がやせた箇所があり、フィックスロープのある下りやガレの脇を通過したりとけっこう険しい下りでした。それもあっというまで植林帯に入ります。植林の中には熊を捕獲するようなオリがありました。写真は暗くてうまく撮れませんでした。

安倍の大滝は安倍川最上流部、三河内川の支流サカサ川にある滝で、安倍川水系では随一の大滝です。と書いてありました。はじめて見ましたが、なかなかの滝でした。三河内から滝までは遊歩道がしっかり整備されています。そして安倍大滝入口バス停でバスに乗りました。GPCの皆さんありがとうございました。

Phot: NIKON COOLPIX800