沼津アルプス

沼津アルプス

2000年4月8日
沼津にはアルプスがあります。だれが名付けたか沼津アルプス、それは鷲頭山をピークとする里山のつらなりです。香貫山~横山~徳倉山~志下山~小鷲頭山~鷲頭山~大平山と続きます。今山行では横山から鷲頭山を楽しみました。桜が満開のこの週末はにぎやかです。

八重坂峠からスタートして横山へ

今日は歩荷訓練もかねて約23kgの重量ですが、二人で交代で荷揚げします。すれ違う人に羨望のまなざし?で見られます。春なのでゆるして~。スタートは香貫山を下った八重坂峠から。車の往来が多く気をつけねば」引かれてしまいます。香貫山は桜の木が多く、遠くからでもそのサクラ色にそまった山肌が人々の目を奪います。そんな人が集まるであろう香貫山を後にわれわれ3人は横山へ。最初から激しい登りで、荷物が重い~徐々に肩に食い込みます。気温が暖かいこともありすでに汗だくの私。

どんどん先へ行ってしまう優しい同僚(先に行っててと言ったので当然)。それにしても今日はハイカーが多いなぁ。すれ違うたびに「がんばって」と声を掛けられるのは気分のいいものです。あれこれ考えている余裕もなく横山山頂へ。水がうまい!4リットルあるからいくらでも飲めます。ここでは山岳会の仲間とはちあわせしました。

徳倉山への急な登り

横山からはいったん下がって徳倉山の登りに入ります。地元の山岳会の方のおかげでしょうか、大変整備が行き届いており、りっぱな鎖の補助がある直登ルートです。見上げれば多くの人があえいでいます。気合を入れて、後ろにコケないようにしっかり歩こう!しかし、これはキツイ。肩とひざににかかる重さは日ごろの怠慢の証。

徳倉山(象山)山頂

頂上付近には祠があってほどなく広くて下草がすずしげな山頂に着きます。ぽかぽかした陽気で一眠りしたいところです。ここで水分補給とパンを食べて、歩荷をshuhh氏に交代。shuhh氏はサイボーグと呼ばれるだけあって「軽い軽い」とすばらしいスピードで歩き始めました。荷が軽くなった私たちを置いてずんずん歩いていきます。

いざ鷲頭山へ!

サイボーグのshuhh氏、なんなく志下山をクリア。これは期待がもてます。志下山から小鷲頭山手前の志下峠までは気持ちのよい稜線歩きです。風で草がなびく向こうに鷲頭山がそびえ、眼下には海が広がっています。稜線沿いのボタンやサクラは満開で、とてもキレイ。いい気分です。

ぼたもち岩

志下峠には「ぼたもち岩」と呼ばれる岩があります。そしてここからがコース上のハイライト!鷲頭山(小鷲頭山)への登りです。みれば多くのハイカーがあえいでいます。コースは直登でロープが張られています。ぬかるみになり易そうな道で雨の日は大変でしょう。前方が混み合うハイカーでつかえている後をのんびり歩きました。みれば途中の踊場でshuhh氏が荷を下ろして休んでいます。ここで交代。おしい!あとちょっとで山頂なのに。(まぁあとちょっとが長いのですが...)今度は私が荷を背負って、頂上まで歩きました。


鷲頭山山頂

山頂にはサクラの木が何本かありました。みごとに満開です。祠の後方にもりっぱな桜。天気はいいのですが、富士山には雲がかかってイマイチの展望でした。伊豆の山々は春霞の向こうによく見えました。

山頂よりの眺めとお花見


予想通り大勢の方がお花見ハイキングを楽しんでいました。私たちも他のルートから登った5人と山頂でおちあってお花見をしました。

長寿の泉?

帰りは鷲頭山を南へ進み、沼津市大平地区へと下りました。 左の写真はその名も「長寿の泉」なんですが、その下の看板には「この水は飲めません」と 注意書きが。なんのこっちゃ。 ま、とにかく春のひとときを楽しく過ごせました。花より歩荷ですネ!

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