鳳凰三山
1998年10月10日〜11日
夜叉神峠登山口
今日から2日間で鳳凰三山を縦走です。夜叉神峠登山口から鳳凰三山を経由して鳳凰小屋のテン場に泊まり、白鳳峠から野呂川に向かって下山するルートです。私たちが夜叉神峠登山口に5時30分に着いたときには、すでに駐車場は満車でした。駐車禁止の路肩にたくさんの車が列をなしていました。我々も路肩に駐車してしまいました。これは混むぞー。いやな予感。
夜叉神峠よりの白峰三山
夜叉神峠から北岳方面を見ましょう。天気がよすぎて?少しかすんで見えました。
秋晴れの空
天候は安定していて特に11日は、すばらしく晴れわたってなんだか初夏のよう。でも日陰で風が吹きますとさすがにひんやりします。流れる筋雲が秋を感じさせます。ダケカンバも寒そうな枝だけになっていました。
南御室小屋
この先の薬師小屋は混雑時には予約がないと泊まれないそうです。
薬師岳をみる
いよいよ鳳凰三山らしい景観になってきました。白い大きな岩が折り重なっています。いいねぇ。
観音岳へ続く稜線
薬師岳から稜線の白砂のスカイラインは気持ちよかったです。天国への遊歩道か、あるいは地獄への河原の道か。
甲斐駒と地蔵と
左奥に甲斐駒ケ岳が見えます。いつもながらかっこいー。右に見えるちょこっとした突起物が地蔵岳のオベリスクです。
鳳凰小屋の紅葉
紅葉はいまいちでした。ナナカマドなどは真っ赤な実がついていましたが、紅葉した葉は落ちていて、枝に実だけが残っていました。小屋の周りだけ?は紅葉ががんばっていました。
激混みのテン場
鳳凰小屋のテント場はとても混雑しており、小屋のにいさんが区画整理して詰め込むありさまでした。水は豊富にありました。またトイレは3つで混むと待たされます。特にテント場があんな混んだのは初めての経験で、周りをテントで囲まれて、ざわざわワイワイとにぎやかでした。それでも6時に寝て、起きたのは4時ですから我ながら鈍感なものです。
オベリスク
鳳凰三山といったらやっぱりオベリスク!オベちゃんを間近に見て感動!しかしオベリスクではフリークライミングを趣味とするY君だけてっぺんに登りました。上直下の約 5mがフィックスロープを頼りによじ登らねばなりません。高所弱しのやんもすは周りでちょこちょこ遊んでいました。それでもとっても楽しかった。
地蔵岳
天気がよくて地蔵岳からは富士山や槍ヶ岳やその他いろいろな山が見えました。白鳳峠からの下りはなかなか急で、膝をかばいながらのんびりと下りました。途中の樹林帯は倒木や腐ったハシゴもあり、要注意です。帰りのバスはひどい混雑で臨時が3台増発していました。私たちは橋を渡って始発の広河原ロッジまで歩いたので、すんなり乗ることができました。体育の日の連休ということもあり予想通り?のひどい混雑山行でした。でも長い間登りたかった山でしたのでうれしかった。